1.商品コンセプト 3.対振動ゆるみ性能

4.適正な使用方法 5.使用事例 6.使用ユーザーリスト 
2.SOLNの締付特性 

SOLNの締め付け過程における回転角とトルク及び軸力の上昇の関係を図に示します。ベースとなる皿バネは当社皿バネ付六角ナット(OLN)と同じ特性を持ちます。

SOLNで特徴的な事は、回転角15°ピッチで図のようなノコ刃状のトルク(及び軸力)変動を繰返しながら締まっていく事です。

このノコ刃一つを見ると右図(3-2)のようになっています。

1.ノコ刃の谷間ではセレーションが噛み合って、バネ正味反力が効いてトルク、軸力が保持されゆるみ止めが働いた状態。

2.ここから絞めこむとセレーションの傾斜にしたがって、皿バネを押し下げていき、たわみ(+s1)分の反力が上昇し、その分トルク、軸力がプラスされます。

3.山と山が合わさった時点で皿バネのたわみ(+s2)がピークとなり、トルク、軸力線はピークを示します。

4.次の瞬間、次の谷でナットとワッシャは噛み合い、の状態から、皿バネはリードの1/24正味のたわみぶんの反力を発生し 軸力をキープします。

ワッシャが全圧縮(着座)に近づくにしたがってノコ刃線の振幅は減少していきます。
全圧縮を過ぎるとセレーション自身の圧縮密着が進み、以降はナット側セレーションの摩耗が進んでいきます。

 以上の事から

◎締め付けは、線図で示されたノコ刃の谷間で完了させるのがベター  なのです。トルクレンチでは 締め付け過程で その時のトルクの8  −12%程のアップ&ダウンが目視できます。通常のスパナでは感 触でこの谷間を捉える事ができます。

◎もしインパクトレンチ等で、これが確認できず、山対山で締結が完了 したとしても、振動等ではセレーション1山分戻って安定しますから、 それ以上ゆるむ事はありません。

◎全圧縮荷重以降の締め付けでは、今度はセレーションの摩耗抵抗 で軸力、トルクは上昇し、ゆるみ止めはキープしますが、摩耗も進む ので、繰返し使用には耐えられなくなります。